いま注目すべきジャズ・ピアニスト、田窪寛之さん

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日本の素晴らしい若手ジャズピアニスト

世界の若手ジャズピアニスト事情

現在のジャズシーンで期待の若手ジャズピアニストは誰か。
神童と呼ばれるジョーイ・アレキサンダーが今後、どんなスタイルのプレイヤーになっていくのかも確かに気になりますが、僕が最も注目したいのはクリスチャン・サンズ。ビリー・テイラーに見出され、クリスチャン・マクブライド・トリオで目覚ましい活躍をして注目された怪物です。

1989年生まれ(同い年だ!)の若い、その辺のやんちゃ兄ちゃんと言った風貌ですが、プレイは本物。

クラシックのトレーニングを積んだことが一聴してわかる圧倒的なテクニックを持ちながら、決して弾きすぎることがなく、黒人らしいブルージーなプレイをしてくれます。テディ・ウィルソンに通じる端正さを感じられるのがいいですね。そして、これは演奏中に余裕があるからこそできることですが、ユーモアのセンスも優れていて、超絶なプレイをした後で聴衆を笑わせるお茶目なプレイも。

クリスチャン・マクブライドと組んだばかりの頃のアルバムではいまひとつかなと思っていたのですが、ヴィレッジ・バンガードでのプレイは最高です。

現在進行形で成長している、ほんと、これからが楽しみなプレイヤーですが、ここ日本にも素晴らしい若手ピアニストがいらっしゃいます。

田窪寛之さんです。

もっと評価されるべきピアニスト

まだまだ知名度は低いかもしれませんが、川嶋哲郎カルテットや谷口英治ニューカルテットで活躍されているピアニストです。安定感のあるプレイをするので、一般の知名度が低くともプロからの信頼が厚いというタイプなのではないでしょうか。

僕はこの人は「本物」だと思っています。
初めて聴いたのは川嶋哲郎さんのピットインでのライブでしたが、川嶋さんが凄まじいのはまぁいつものこととして、田窪さんのピアノプレイに本当に驚かされました。正確なアーティキュレーション、ソロの展開の上手さ。何より、音楽の空間にしっかりと入り込んでその中でピアノを響かせることができているところに感激しました。こんなピアニストが日本にもいたんだって。
以来、ライブのスケジュールをチェックしてはちょこちょこ足を運んでいます。

バイオグラフィーによると、中学の時にビル・エバンスに衝撃を受け、ジャズを聴き始めたそう(エバンスの影響を受けたであろうことはプレイを聴けばすぐわかります。容姿も?)。バークリー音大卒で、卒業後半年間、カリブ海周遊客船のバンドでピアノを弾いておられたとのこと。
まるきり『船の上のピアニスト』という感じですが、長期間一つの場所でピアノを弾着続けた経験のためでしょうか、田窪さんのプレイには音楽との近さみたいなものが感じられます。音楽と同居しているというか。ジャズにはそういう音楽との親密さが非常に大事ですからね。

こちらは毎月リーダートリオでライブを行なっている横浜・関内のJazz isで。

2016年の年末のライブで、私もこのライブ行きました。カウンターに座っている黒い影が私です笑

サイドマンとしては既にレコードを出されている田窪さんですが、5月10日に初のリーダーアルバムを出されるとのこと。
プロモーションビデオがYoutubeにあがっています。

とても楽しみです。皆さんもぜひ田窪さんのピアノを聴いてみてください。ジャズ・ピアノってこういうことだよなと思いますよ、きっと。

ライフワークはジャズとランニングと横浜ベイスターズ。無駄に絶対音感あり。ピアノを弾きます。

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