丸の内コットンクラブでピーター・マーティン・トリオ・ライブ

カテゴリー ライブレポート

一流のピアノ・トリオはやはり凄かった

仕事帰りにコットンクラブへ

曇り空の十五夜となった10月4日(火)、丸の内のコットンクラブに、ピーターマーティントリオを観に行ってきました。
ピーター・マーティンはサイドメンとしての才能が際立っているので(最も好きなピアニストがウィントン・ケリーらしい)、知名度は低いかもしれませんが、まず間違いなく現代最高のジャズピアニストの一人。
ジョシュア・レッドマンやクリスチャン・マクブライドなど、超一流どころ御用達のピアニストです。

以前来日した時は情報を逃してしまい大変残念な思いをしたのですが、今回は日曜日にたまたまツイッターをみていたら来日情報が出ていて即予約。フォローしておいて良かった。

曇り空から少しだけ見えた15夜
曇り空から少しだけ見えた十五夜

コットンクラブというお店は青山のブルーノートをより派手でゴージャスにしたイメージなので、これまで行ったことがなかったのですが(ブルーノートでも十分に派手すぎる)、行ってみるとなんてことない(?)、気軽に行ける感じでした。平日夜だったのでスーツ姿の方が多かったですね。私も同じなので気軽でした。
なかには肌寒い秋口なのに半袖短パン、まがい物のクロックスを履いてる人もいて、これには流石に引きましたが。。。まぁそれでもOKな雰囲気でした。


ジャスりまくっている内装ですが、テンション高い外人さんがワイワイやってたり、雰囲気は気軽でよかった。

パーソネルは2015年のアルバムをレコーディングしたメンバー。
ベースにルーベン・ロジャース。ドラムスにグレゴリー・ハッチンソン。
ルーベン・ロジャースは正直、ソロがそれほどパッとしないベーシストですが、ハッチンソンは現代最高のドラマーの一人でしょう。

音楽の厚みがまるで違う。

肝心の演奏ですが、流石はジャズの第一戦線ニューヨークでトップを走るメンツ。グルーブ、音の圧、タイム感覚、アイディアのバラエティー。どれをとっても格別でした。
ピットインは大好きなライブハウスですが、やはり、この方々とピットインでやられている方々の演奏を比較すると、音楽としての質が2段も3段も違うと言わざるを得ません。野球の一軍・・二軍くらいレベルが違います。同じ4ビートのジャズをやっているのに、なぜこんなにも迫力が違うのでしょうね。音楽って本当に面白いです。

今回本当に驚かされたのはドラムのグレゴリー・ハッチンソン。
CDでも聴いているし、数多くのアルバムに名前を連ねる超売れっ子であることも承知でしたが、ここまでとは。
リズムに対する感度が研ぎ澄まされていますね。最高峰のF1マシンのように、加速・ブレーキ・コーナリング、全てのバランスが良く、観ていて口があんぐりでした。プレイにユーモアもあるし、途中からは観客もピーターのソロよりハッチンソンのソロを固唾を呑んで観ていたと思います。
演奏以外の時間はヘラヘラして、恐らく普段もかなりゆるい人間のように見えましたが、プレイを始めると豹変。まさにプロフェッショナルでした。

リーダーのピーターマーティンのプレイは、良くも悪くも、予想通りに素晴らしかったです。ピアノのトーンは美しく、アップテンポの曲でも見事に歌い上げるソロを繰り広げていました。
ただやはりこの方はリーダーとしてはちょっと毒がなさすぎるかな。
ブラッド・メルドーや大西順子が持っているような圧倒的なところはこの方にはないと思います。バンドの中に溶け込んで渾然一体となって盛り上げていくのが得意な方ですね。今度はサイドマンとして出演しているライブも観てみたい。

これからはコットンクラブにも足を運んでみよう

今回のライブは2017年、これまでのところ最高のライブでした。
コットンクラブに来れたのも良かったし、今まで「コットンクラブは嫌だな」と思って避けていたライブもこれからは足を運べるようになりました。
(ビールが1200円、ポテトが1000円はやっぱり高いけど)

それにしてもハッチンソンのドラムは凄かった。

来日したトリオでのアルバムはこちら

ライフワークはジャズとランニングと横浜ベイスターズ。無駄に絶対音感あり。ピアノを弾きます。

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